開発技研の簡易キャッパーには、容器・目的に合わせて様々な仕様の商品があります。下記に締付の例をまとめました
トルクレンチを使った締付け例
フタ閉めのトルク管理が必要な場合、安価で手っ取り早いのはトルクレンチタイプの簡易キャッパーを使うことになります。簡単に高精度トルク管理ができます(条件にもよりますが、推定締付トルク±1~2N・m程度)。締付の様子は下記の動画をご覧ください。
トルクレンチタイプの簡易キャッパー(20Lポリ容器)
ポリ容器を正確な締付トルクで締めるためには、ゆっくり目に締めてください。金属ねじのように締めるとトルク値が低くなります。
トルクレンチタイプの簡易キャッバー(5Lポリ容器で締付トルク)
やわらかいポリ容器をトルクレンチで締め付ける際は、ゆっくり締めてください。2度締めも正確な締付トルクの為に有効です。
ただトルクレンチを使った場合の欠点として、締付トルクが高い場合、手に負担がかかります。20Lポリ容器(ポリコン・タマカンタイプ)で20N・mの締付トルクになってくると、正直辛くなってきます(不可能ではないです)。しかし再利用容器・フタを使用する場合はもっともっと強いトルクで締め付けるので、その場合腕力の限界近くになるので現実的ではありません。再利用の容器・フタを使う場合は、ほとんどの場合、エアレンチで強く締め付けることになります。
また、トルクレンチの手締めでは、設定した締付トルクに達すると、工具からの音と手の感触で分かるようになっています。ポリ容器のフタの特性からくるのですが、この締付トルクに近くなってきたら、ゆっくりと締め付けていくことが、制度の高い締付の為にとても大切です。
クラッチ付き電動トルクドライバー
BIB容器や、4L以下の小さなフタの容器に使用します。棒状の電動ドライバータイプなので、下の動画のようにツールバランサーで上から吊り下げるようにすれば、フタ閉め作業もとても楽になります。設定した締付トルクに達すると、クラッチが自動で切れて締付が終了するので、締付トルクを一定にできます。また開発技研では、しっかりと締付けができ手への反動も少ない、パルス式(一回だけの締付けではなく、複数回数締付を行うタイプ)の電動ドライバーを使用しています。
電動トルクドライバータイプの簡易キャッパー
容器はBIB(バックインボックス)タイプです。何個あっても、いつだれが作業しても一定トルクなので安心です
エアレンチを使用する場合
下記の動画は、二種類のエアレンチタイプの簡易で締付を行った様子です。
エアレンチを使用した締付例
インパクトタイプのエアレンチを使用した締付
(締付トルク30N・m以上)製品では強強度型金具を使用します。
エア駆動のパルスレンチを使う例
動画は後日掲載します
上記カタログは2024年最新版に更新しました (更新日2024/8/27)
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