大量の10L BIB容器と20L BIB容器に充填を行う事を追求した充填機です。3連充填ノズルとユニークな搬送ユニットにより、一日2000個以上の高速・高精度充填が可能です。また、10L容器と20L容器容器の充填は約10秒で自動で切り替えられます。自動自己診断機能、丸洗い可能な充填ユニット、分かり易い操作画面など、使い勝手も追及しています。
本製品の特徴
・一日2000～3500個程度のBIB容器の充填を行うために設計されてます。毎分当たり8個程度の10L-BIB容器、6個程度の20L-BIB容器に充填が可能です。
・10L容器と20L容器間の治具の切替は、自動です。アクチュエーター駆動により、約5秒で治具が移動し、その後、正しく移動されたかを自己診断します。頻繁に容器を切り替える場合、時間と手間が大きく節約できます。
・最新の多段階充填速度制御と充填量補正機構により、高い充填速度と充填精度を両立しています。
・自動自己診断機能や充填履歴分析機能が搭載されています。充填作業者自身が、日々の機器の状態を簡単にcheck・確認しながら充填作業を行うことができます。
・大型液晶と視覚的で分かり易い操作画面により、機器に詳しくない作業者でも簡単に操作を行うことができます。
・装置中の充填機ユニットは、ホースで水をかけて丸洗いが可能です。定期的な洗浄により、衛生的に機器を維持することができます。
・10L容器と20L容器間の治具の切替は、自動です。アクチュエーター駆動により、約5秒で治具が移動し、その後、正しく移動されたかを自己診断します。頻繁に容器を切り替える場合、時間と手間が大きく節約できます。
・最新の多段階充填速度制御と充填量補正機構により、高い充填速度と充填精度を両立しています。
・自動自己診断機能や充填履歴分析機能が搭載されています。充填作業者自身が、日々の機器の状態を簡単にcheck・確認しながら充填作業を行うことができます。
・大型液晶と視覚的で分かり易い操作画面により、機器に詳しくない作業者でも簡単に操作を行うことができます。
・装置中の充填機ユニットは、ホースで水をかけて丸洗いが可能です。定期的な洗浄により、衛生的に機器を維持することができます。
詳細
容器は左側面から投入します。最新の搬送キャリアユニットにより、BIB容器は3個ひとまとめで搬送され、3連充填ノズルでの自動処理が行われて行きます。
β10AS3を向かって左から見たところ(容器挿入口付近)
緑のベルトコンベヤ上に、手前側からBIB容器を入れて、操作ボックスの緑のスタートボタンを押せば箱が吸い込まれ、自動処理が始まります。BIBの内袋は、自動エアブローで膨らみ、最新の搬送キャリアユニットにより、3個ひとまとめに搬送され、充填処理などが行われていきます。
β10AS3の充填中の容器口付近の様子
容器は高速化のため3個ずつ充填ノズル下に自動搬送され、充填されます。充填後は、3個まとめて自動搬出されます。
β10AS3の容器排出部付近
充填機内でBIB容器は、搬送用キャリアによって3個ごと搬送され、溶液充填後にはキャッパーエリアに搬出されます。この機体は簡易キャッパーを使用するモデルです(自動キャッパーモデルも可能)。簡易キャッパーを使用する事により、早い充填ペースを落とさずに、充填機の設備投資コストを大幅に抑えることが可能です。このモデル場合、充填後のBIB容器口の首掛け(必要に応じて)と封函機への導入処理を行う作業者に、簡易キャッパーでのフタ閉め(2秒程度)も担当させることにより、人員を増やさずに高速充填ができるラインを構築できます。
β10AS3のAS3型充填機の3連搬送機構
AS3型充填機は、高速化のため3連ノズル式になっています。セットされた3個のBIB容器は、搬送装置によって3個ずつ運ばれ、充填後、排出されます。
視覚的で分かり易い画面が、作業者のミスを低減させます。
ボタン一つで自動で治具は切り替わり、約10秒で使用する容器を変更することができます。正しく切替わったかの機器の自己診断も、自動で行われます。
その日の充填量のばらつきを、数字やグラフでいつでも(充填作業中でも)見ることができます。その為、安心して充填作業を進めることができます。また、それらの重量値は、エクセルで開けるログファイルに保存できます。グラフでは、最近100サイクル(3個ずつBIBを充填するので、300個のBIB容器に相当)の充填量がグラフで表示されます。そしてその日に行った充填個数と、充填重量の最大値、最小値が表示されます。上記の例では、その日は450個の10L BIB容器と、768個の20L BIB容器の充填が終了している状態です。充填の規定重量設定(必ずこれ以上充填するという重量値)は10.95kgで設定していますが、この日は、450個の10L BIB容器への充填で、最小値10.95kg、最大値11.12kgの充填誤差170gの範囲で充填が行われていることが分かります。
仕様
| シリーズ名 | BIB高速液体充填機β10ASシリーズ |
| 製品名 | β10AS3 (3連充填ノズルモデル) |
| 対象容器 | ・10Lと 20LのBIB容器に特化した充填機です |
| 充填性能 | ・充填速度: 6箱/分以上 (10L BIB容器、水の場合) ・充填速度: 5箱/分以上 (20L BIB容器、水の場合) ・秤量精度: 約＋200g / －0 g 充填速度・精度は、溶液の性質、溶液タンクの高さ、配管の太さ、ポンプの容量等様々な要因により変わるため、参考値です。 ・最新の充填量補正システムにより、安心・高精度な充填を実現 |
| 秤 | A&D製秤を使用 |
| 充填ユニット | ・昇降式充填ノズル(3連) ・20A塩ビ製ドリップレスノズルにより、液だれを強力に防止 ・液受け皿により、さらに液だれを強力に防止 |
| ポンプ | ・渦巻きタイプのケミカルポンプ(720W) × 3台 ・接液部は、ポリプロピレン、フッ素樹脂、セラミックス ・インバーター制御により7段の速度制御 |
| 制御部 | ・シーケンサ・インバーター制御 ・大型液晶画面と3つのボタンにより、簡単に操作できます。 ・最新の速度制御技術により充填速度を多段階に変速し、液はねを抑えながら高速で正確な充填を可能にしています。 ・自己診断機能により、専門的な知識がなくても毎日の機器の点検や、機器の不調原因の見つけ出しを簡単に行う事ができます。 |
| フィルターハウジング | なし |
| 治具 | ・容器固定用の治具の10Lと20L間の切替は、全自動。 ・アクチュエーターにより約5秒で治具が自動で移動します。 ・治具の移動後、自動自己診断が行われ、正しく移動したことを自動確認するので、その後安心して充填作業を行えます。 |
| 接液部 | ・塩ビ、ポリプロピレン、セラミックス、EPDMゴム、フッ素ゴム、一部SUS304 (完全非金属モデルにもできます) |
| 架台 | 強靭なステンレス(SUS304)溶接架台。ブレーキ付きキャスターにより移動可能。 |
| 電源 | 単相100V15A と3相200V30A |
| 必要設備 | 設置場所に、2馬力以上のコンプレッサーからの0.6MPa以上の圧縮空気が必要です |
| キャッパー | BIB容器用簡易キャッパーを搭載できます。 |
| 自動キャッパーもオプションで搭載できます。 | |
| 参考価格 | 価格はお問い合わせください(安いのは確かです)。 |